TMO概要

ごあいさつ

 TMO(タウン・マネージメント・オーガニゼーション)とは、ハード事業を核としソフト事業を加えて中心市街地の活性化をめざす国の政策の一つであり、岡谷TMOでは平成18年に策定された「岡谷TMO構想」に基づき事業を進めて参りました。
 令和5年度からは「岡谷TMO構想」を引き継いだ「中心市街地活性化に向けた取組方針」を定め、令和5年度から令和7年度の3年間について、以下の3つの活動理念を設定しております。

  1. 時代に即した新しい事業が生まれること
  2. 中心市街地活性化に必要な人材の確保・育成
  3. 居心地が良く歩きたくなるまちづくり

また、上記活動理念に基づく実施事業として以下の8項目を設定、実施しております。

  1. 中心市街地の情報把握と活用(空き家等物件情報の収集及びマッチング)
  2. まちづくり人材の育成
  3. 賑わい拠点の立上げ(「プレイヤー」の一つとして岡谷TMOにて管理運営する拠点)
  4. 道路・公園等の公共空間の有効活用
  5. 地域活動の場の創出
  6. 情報発信の強化
  7. 中心市街地イベントの実施支援
  8. 商業活性化補助金の交付

組織

本部長岡谷商工会議所 会頭
副本部長岡谷商工会議所副 会頭
委員童画館通り商業会 会長
委員イルフプラザ店舗会 会長
委員いとまち商業会 会長
委員新屋敷商業会 理事長
委員岡谷市商業連合会 会長
委員NPO法人維新塾 理事長
委員中央通りおかみさん会 会長
委員岡谷市観光協会 会長
委員岡谷商工会議所 商業観光委員会 委員長
委員公立諏訪東京理科大学 共通・マネジメント教育センター 教授
参与岡谷市 産業振興部 商業振興課
事務局岡谷商工会議所 岡谷TMOまちなか活性化推進室

取組方針・年間計画

■中心市街地活性化に向けた取組方針(令和5年度~令和7年度)

 岡谷TMOでは、平成18年に策定した「岡谷TMO構想」に基づき事業を進めてきましたが、構想策定から17年が経過し、中心市街地を取りまく環境についても、時間経過とともに大きく変化しています。
そのため、現状と岡谷TMO構想が乖離している部分も少なくないことから、岡谷TMO構想をベースに本取組方針を策定しました。
 令和5年度から令和7年度の3年間については、以下の内容に基づき、中心市街地活性化を進めていきます。※「中心市街地活性化に向けた取組方針」の全文はこちら

取組方針の期間

・令和5年4月1日から令和8年3月31日

【中心市街地エリア】

・本取組方針における中心市街地のエリアは、平成12年度に策定の「岡谷市中心市街地活性化基本計画」を基に、岡谷駅周辺からレイクウォーク岡谷周辺を結ぶ一帯とする。

【活動理念について】

・本取組方針における活動理念として、以下の3つを設定。
①時代に即した新しい事業が生まれること
②中心市街地活性化に必要な人材の確保・育成
③居心地が良く歩きたくなるまちづくり

【事業内容について】

・活動理念に基づく実施事業として、以下の8項目を設定。
①中心市街地の情報把握と活用(空き家等物件情報の収集及びマッチング)
②まちづくり人材の育成
③賑わい拠点の立上げ(「プレイヤー」の一つとして岡谷TMOにて管理運営する拠点)
④道路・公園等の公共空間の有効活用
⑤地域活動の場の創出
⑥情報発信の強化
⑦中心市街地イベントの実施支援
⑧商業活性化補助金の交付

■令和5年度事業計画

1.中心市街地の情報収集と活用

(1)空き家・空き店舗等の物件情報の収集・整理
・中心市街地に事業用不動産(店舗、事務所等)を所有する者の情報を把握し、特に既に遊休化している物件に関しては、今後の活用法等の意向を収集する。また、可能な限りデータベース化を進める。

(2)出店希望者の掘り起こし

・中心市街地の空き家・空き店舗を対象とした「空き家見学会」を年6回(5月、7月、9月、11月、2月)開催する。
・空き家等の物件紹介だけではなく、まちの特長や魅力、新規出店事例なども交えた、まち歩き要素を強めた親しみやすい見学会とすることで、参加者の敷居を下げ、より多くの人の参加を促し、出店希望者の掘り起こしに繋げる。

2.まちづくり人材の育成

(1)中心市街地活性化に関するセミナーの開催
・商店街に関わる方などを対象に、今後自身がどのような街にしていきたいかのイメージを持ち、目標に向けて何をすべきか、商店街としてどうするべきかを示せるようなセミナーを開催していく。

3.賑わい拠点の立上げ

(1)賑わい拠点の整備
・令和3年より空き店舗となっている「カネイチビル1階」の片付け等を行い、今後、賑わい拠点として使用可能な状態とするための整備を進める。
・拠点の整備にあたってはNPO法人維新塾と 連携して、合計4回程度の参加型ワークショップを開催し、市民を含む多くの人を巻き込みながら実施していく。

4.道路・公園等の公共空間の有効活用

(1)Park(ing)Dayの手法を参考にした参加者向け講習と実践
・令和4年度に実施したPark(ing)Dayの手法を参考に、県内外の学生や市内若手社員等を対象とした講習会を実施して、参加者自らが「過ごしたい空間」を考え、実現する。
・実施にあたっては、Park(ing)Dayの普及に努めている(一社)ソトノバを講師として招き、空間づくりについての講義や、中心市街地のまち歩き、過去事例の紹介、参加者へのアドバイス等を行いながら進めて行く。
・本事業により、参加者が空間づくりやまちづくりに興味を持ち、今後の中心市街地活性化を担うプレイヤーを志すように努める。

5.情報発信の強化

・LCV-FMを活用した情報発信を引き続き実施し、商店主を招いた個店の情報発信のほか、各種イベント等のPRも行う。
・令和5年度からはLCVの意向により、ラジオ放送の様子がLCV内のテレビ番組でも併せて放送されることから有効活用を図る。

6.中心市街地イベントの実施支援

(1)第71回岡谷きつね祭
・童画館通り商業会、イルフプラザ店舗会、いとまち商業会等の関係団体と連携して、イベント内容の検討や開催に向けた準備等の支援を行う。

7.商業活性化補助金の交付

(1)補助制度の事務対応
・各商業会や商業団体等が実施する市内商業振興や商店街整備などの取り組みを対象に、予算の範囲内にて補助金の交付を行う。

8.その他

(1)岡谷TMOまちなか活性化推進委員会
・各種事業の円滑な実施のため、委員会を開催し、委員より助言や提言をいただき総括を行う。
・委員会の開催は4月と10月の年2回とするが、必要な場合は随時開催する。

(2)岡谷市商業活性化会議
・令和元年10月に開始した岡谷市商業活性化計画において、商業活性化会議への出席および提言、ワーキンググループ部会への参画のほか、第2次岡谷市商業活性化計画策定に向けた商業環境調査等の取組みに参加する。

(3)情報交換会
・毎月1回、岡谷市商業観光課、商工会議所、岡谷TMOの3者で情報交換会を開催し、それぞれの事業について情報共有を図り、事業推進への協力や課題解決に向けた協議を行う。